クラブでアフターはほぼ必須?
クラブでは新人ホステスはママや先輩ホステスからの指示で働くことになります。
自分のお客様を持たない新人ホステス、つまり「ヘルプ」は他の女性のテーブルについて営業時間内を過ごすことになりますが、着いたテーブルでアフターを誘われた場合にはその係りの先輩ホステスから一緒に来るように指示されることもあります。
クラブでは先輩ホステスの力は強く、そのテーブルの指名ホステスは仲間の中でもより強い立場ということになりますし、ヘルプでスタートしたホステスにはお客様を自分で呼ぶ力はないため、テーブルに呼んでもらえないと仕事になりません。 そのため、アフターにも呼ばれたら参加せざる得ないことになるでしょう。
今日はそんなクラブのアフターについて説明します。
クラブとキャバクラの違いとは?
まず最初にクラブではキャバクラなどとは違い、店のホステスの管理も厳しく、質の高い接客を目指しています。
実は閉店後にお客様と自由に遊ぶアフターとは言えども、その影響はあるようです。 クラブではそれこそ10年以上の付き合いとなるお客様も多く、店とは信頼関係でつながっていますので、お客様も節度をわきまえた方が多く、スマートなエスコートが期待できます。キャバクラで聞くような「ホテルに連れ込まれた」「迫られた」といったリスクも比較的少ないです。
「高級」クラブとはかなり女の子の教育もきっちりと厳しくしているので、初見のお客と寝るなんて事は店的にもイメージを安く下げる事に繋がるので、しないように躾ていると思います。
一見混同しがちな業種であるクラブやキャバクラ、ラウンジ。その違いや各々のメリットデメリットを分かりやすく比較できるよう、両方のジャンルを取り上げて詳しく公開している情報サイトもあわせてご活用ください。ラウンジとキャバクラのおすすめのバイト求人
隠れたメリットがあるのがポイント
クラブではチーム戦なのがマンツーマン主体のキャバクラとの大きな違いですが、これは可愛がってもらえるメリットにつながります。アフターではチップなどを頂けるのですが、もし貰えなくてもお店やママ、担当のホステスからフォローがあるかも知れません。
お客様がタクシーで送ってくれただけの場合、次の日にママやお姉さんが売り上げから1万円くれる場合もあります。
実は臨時収入につながるのがクラブのアフターの特徴です。
アフターは色々な意味で重要です
高級クラブではお客様の担当は永久指名と呼ばれるシステムで決まっています。
永久指名ではよほどのことがない限り、一人のお客様につく担当が替わることがありません。ですのでキャバクラのような激しい指名争いはありませんが、ヘルプとの地位の差は歴然となります。
クラブの接客はこのシステムを基本としたチーム戦となります。つまり、担当のホステスはヘルプホステスなどをお客様に合わせて選び、ヘルプに着いたらそのテーブルをみんなで盛り上げます。
そこで先輩に気に入られるようにアフターへ行くのがポイントになります。
クラブのアフターではよほどの信頼関係を持ったお客様でなければ一対一で出かけることはありません。つまり、担当ホステス以外にもアフターの声がかかりやすいということです。そこでアフターを断ると先輩の顔をつぶすことになる可能性もあり、後々のクラブ内での人間関係を保持するために断れないことも多いでしょう。
クラブでは基本的にアフターメインではありませんが、キャバクラやスナックほど軽視してもいません。アフターの価値を認めており、全くできない場合には勤務が難しいこともあります。